コラム「温泉礼賛」日本人の死生観-山と温泉 立山の地獄によせて – test

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コラム「温泉礼賛」日本人の死生観-山と温泉 立山の地獄によせて

9月 3, 2021

画像は上空からみた日本アルプスの一部。

観光情報では次のHPがいろいろなコースが分かりやすいと思いました:ゆくたび たてやま https://yukutabi-tateyama.jp/

 

 日本の三霊山の一つ「立山」は、時代を越えて多くの作家たちが作品の舞台にもなっているようです。そうした抜粋を纏めた「立山」という本から二つのエピソードの一部をご紹介します。時代を越えて如何に地獄として知られていたか実感できます。ご興味のある方は:博品社 (日本の名山)8 立山 1997年発行 編者 櫛田孫一、今井通子、今福龍太

エピソード1 「今昔物語集」(国東文麿現代誤訳) 修行僧至越中立山会小女語第七 より抜粋

 

  今は昔、越中国にある立山は昔から地獄があると言い伝えられている。遠く広々とした高原で、谷あいに百千もの湧き湯があり、深い穴の中から熱湯が湧きだし、「罪をつくったたくさんの人間が立山の地獄に堕ちている」という言い伝えがある。

  ある僧が難行苦行を続け、この立山に参詣に来て、地獄の様相を見ていると、若い女が現れて、父親が木仏師だが、単にその代金で生計を立て、女も生前その代金で衣食していたので耐え難い苦しみを受けているという。これを父母に伝え、法華経を書写供養し、女の苦しみを救って欲しいと乞う話。頼みどおりにして父と僧は同じ夢で娘が救われたことを知る。

 

 エピソード2 「善知鳥」 世阿弥 (現代語訳:小山弘志、佐藤喜久雄、佐藤健一郎)より

 

  旅の僧が立山に立ち寄り、地獄そのものの光景を目にした後麓へ下る。途中老人に呼びかけて、外の浜で去年の秋に死んだ漁師の宿を訪ねて、その者の妻子に供養をするよう伝えてくれと頼み、証拠に片袖をちぎり渡す。妻子を訪ねて袖を証拠に渡し、妻が衣の袖に合わせるとぴったり合った。猟師なので殺生を悔やむくだりがつづく…

他にも登山家の話など多数収められています。

立山といえば「黒部ダム」も有名ですね。

 たしかに、いつ頃から立山の温泉にのんびり浸かれるようにと思いついたのでしょうね?

 

 

 

 

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